- CoinGecko(コインゲッコー)の使い方が知りたい
- 仮想通貨の分析に活用したい
- 取引所が信用できるか確認したい
そんな悩みに答えます。
本記事では、CoinGecko(コインゲッコー)の使い方について、用語の解説も踏まえて解説していきます。
本記事を読むことで、CoinGecko(コインゲッコー)の基本的な使い方はもちろん、どの仮想通貨を買うべきなのかや、どの取引所を利用すべきかなどを知るヒントにもなりますよ。
結論、CoinGecko(コインゲッコー)は、以下の使い方ができます。
CoinGecko(コインゲッコー)の使い方
詳しくは記事内で解説しますね。
なるべくわかりやすいように解説しているので、ぜひご覧ください。
本記事の内容
- CoinGecko(コインゲッコー)とは
- CoinGecko(コインゲッコー)で使われている用語の解説
- CoinGecko(コインゲッコー)の使い方
CoinGecko(コインゲッコー)とは

CoinGecko(コインゲッコー)は、仮想通貨のマーケット情報を集約しているサイトです。誰でも無料で利用できます。
サービス名 | CoinGecko(コインゲッコー) |
公式サイト | https://www.coingecko.com/ja |
公式Twitter | https://twitter.com/coingecko |
対応通貨数 | 12,000以上 |
月間ページビュー | 2億PV以上 |
月間平均ユーザー数 | 1,000万人以上 |
アカウント登録をすれば、仮想通貨のポートフォリオ機能なども利用できますよ。
続いて、CoinGecko(コインゲッコー)の使い方について解説していきます。
CoinGecko(コインゲッコー)の使い方:ランキング確認
CoinGecko(コインゲッコー)では、以下のような指標でそれぞれ仮想通貨のランキングを確認できます。
それぞれランキングの見方を解説していきますね。
仮想通貨の時価総額
「通貨」から、仮想通貨の時価総額ランキングが見られます。

通貨ごとの価格や、24時間内取引高、時価総額などを確認できますよ。
通貨を選択すれば、通貨の詳細情報を確認できます。

通貨の詳細情報の見方については、後ほど解説しますね。
新規通貨
「新規通貨」では、過去30日以内に上場した通貨のランキングを見られます。

通貨ごとのチェーンや24時間内の取引高、完全希釈化後評価額(FDV)を確認できますよ。
完全希釈化後評価額(FDV)とは
全てのトークンが流通していると仮定した際の時価総額。現在の時価×最大供給量で算出。

FDVについては、後ほど詳しく解説します。
仮想通貨の騰落率
「当落率上位」では、24時間以内で価格の上昇率が高かった通貨と、下落率が高かった通貨を確認できます。


うまくいけば、値上がり益を狙える通貨も見つけられるかもしれないですね。
カテゴリ別
「カテゴリ」からは、ジャンルやテーマ別に仮想通貨のランキングを確認できますよ。


今後伸びるテーマを見つけられるチャンスがあるかもしれないですね。
取引所
「取引所」>「仮想通貨取引所」からは、中央集権取引所(CEX)のランキングを確認できます。

取引所別のTrust Score(トラストスコア)や24時間内の取引高などを確認できますよ。「Reserve Data」は、後ほど解説する取引所リザーブの情報が確認できる取引所を表しています。
「分散型取引所」では、PancakeSwap(パンケーキスワップ)などの分散型取引所(DEX)のランキングが見られますよ。


どのDeFiプロトコルがよく利用されているのかわかりますね。
NFT
「NFT」>「NFT最低価格」からは、NFTコレクションのランキングを見られます。

「NFT関連投資」または、下記の「NFT」の部分から、NFT関連の仮想通貨銘柄のランキングも確認できますよ。


NFTコレクションとNFTに関連した仮想通貨の、両方のランキングが見れますね。
CoinGecko(コインゲッコー)の使い方:トークンの詳細情報確認
CoinGecko(コインゲッコー)では、トークンの詳細情報や価格チャートを確認できます。


使用されている言葉の定義は、それぞれ以下の通り。
用語解説
- 循環供給量:市場に流通しており、一般ユーザーが取引できるトークンの量
- 総供給量:発行されたトークンからバーンされたトークンを差し引いた量
- 最大供給量:発行可能な最大のトークン供給量
- 合計ロック額(TVL:Total Value Locked):プロトコルにロックされている資産の総額
- 完全希薄(希釈)化後時価総額/TVL 比率:プロトコルが過小・過大評価されているのかを測る指標
TVL(Total Value Locked)は、プロトコルにロックされている総額を表しています。つまり、どのくらいの資産が集まっているのかがわかります。TVLが大きいほど、資産が集まっており、需要が高いです。

TVLが大きいプロトコルは人気が高いことがわかりますね。
完全希薄化(希釈)後時価総額(FVD)は、未発行分のトークン含め、全てのトークンが流通していると仮定した際の時価総額です。
仮想通貨投資を行う際は、FDVを確認しておきましょう。なぜなら、トークンの供給量が増えると、需要が増えない限り供給過多でインフレが起こり、トークンの価値は下落するためです。
多くの仮想通貨プロジェクトでは、ローンチ時に全てのトークンを発行しません。時間の経過とともに発行していきます。トークンの供給量を調整することで、トークンの価格を安定させます。
トークンの供給量が増えるに応じて、需要が増えているかやインフレになっていないかを確認するべきです。
とはいえ、FDVもあくまで将来の予測に過ぎません。FDVだけでなく、仮想通貨プロジェクトのトークノミクスを把握しておきましょう。
トークノミクスとは
仮想通貨プロジェクトのトークン供給量や配布割り当て、配布スケジュールなどのトークン経済を示すことば。
トークノミクスについては、Coinbaseの以下の記事でざっくり学べます。興味がある方は、学習してみてください。
FDV/TVL 比率は、プロトコルが過小評価されているのか、過大評価されているのかを分析するのに役立ちます。

FDV/TVL 比率が1以上であれば、過大評価されており、1未満だと過小評価されていると考えることができます。
CoinGecko(コインゲッコー)の使い方:取引所の詳細情報確認
個別の取引所を選択すると、取引所ごとの詳細情報を確認できますよ。
本記事では、以下の項目の見方を解説していきますね。
順番に解説します。
マーケット情報
「マーケット」では、取引所の通貨ペアごとの価格や24時間内の取引高が見られます。


スプレッド(売値と買値の差額)も確認できますね。スプレッドが低い方が、損せずに取引できます。
取引所リザーブ
「取引所リザーブ」では、取引所の保有資産がどのくらいあるのかを確認できますよ。

保有資産のデータは、DeFiLlamaやNansenのデータを利用しています。
補足
DeFiLlama:DeFi (Decentralized Finance:非中央集権型金融)プロトコルのTVL(Total Value Locked:預けられている仮想通貨の価値)のデータを集約するサイト
Nansen:ブロックチェーンの分析プラットフォーム

PoR(Proof of Reserves)が重要視されるようになり、取引所の保有資産に裏付けがあるのかは重要なデータになります。
統計情報
「統計」からは、取引所のマーケットペア別取引高や通貨別の取引高の内訳などを見られます。


該当の取引所で、主に取引されている通貨がわかりますね。
トラストスコア
「トラストスコア」では、取引所の信用度を確認できます。トラストスコアは、取引高の正当性を評価するために、CoinGecko(コインゲッコー)が独自で開発したアルゴリズムによって定められています。

トラストスコアを決める要素は、以下の通り。
トラストスコアの要素

PoRは新しい概念ため、現在はトラストスコアのデータには反映していないようです。
CoinGecko(コインゲッコー)の使い方:仮想通貨の比較
CoinGecko(コインゲッコー)では、「時価総額」もしくは「完全希釈化後評価額(FDV)」で仮想通貨同士を比較できます。


CoinGecko(コインゲッコー)の使い方:仮想通貨変換・計算
コンバーター機能を利用すれば、金額と通貨を選択することで、法定通貨とのレート換算をしてくれます。


指定した仮想通貨の金額が、日本円でいくらなのかがわかりますね。
CoinGecko(コインゲッコー)の使い方:製品の利用
CoinGecko(コインゲッコー)では、以下のような製品を利用できますよ。
順番に解説していきます。
ポートフォリオ(アカウント登録必要)
CoinGecko(コインゲッコー)では、通貨ごとにトランザクションを登録することで、仮想通貨のポートフォリオを管理できます。
ポートフォリオを利用するには、アカウント登録が必要です。

通貨を追加する際は、「Add New Coin」をクリック。管理したい通貨を追加しましょう。

続いて、右側の「+」マークからトランザクションを追加できます。

内容を入力したら、「Submit」をクリック。

以上で、トランザクションの追加は完了です。CoinGecko(コインゲッコー)で仮想通貨を管理するのであれば、該当のトランザクションを追加しましょう。
とはいえ、トランザクションを一つ一つ追加するのは大変ですよね。
ポートフォリオを管理するなら、損益計算ツールのKoinlyや、Web3ポートフォリオツールのDeBankなどを利用しましょう。
Koinlyについては、『Koinlyの使い方【メタマスクもOK!仮想通貨の損益計算】』の記事で使い方を解説しています。また、DeBankの使い方は『【2023年最新版】Debankの使い方をまるっと解説』の記事で解説しています。参考にしてみてください。
GeckoTerminal(ゲッコーターミナル)
GeckoTerminal(ゲッコーターミナル)は、DEX(分散型取引所)のリアルタイム価格を追跡するツールです。

DEX内の通貨ペアごとのプールが見れますよ。

またβ版ですが、「Proof of Reserves」からは、CEX(中央集権取引所)の保有資産の内訳や残高を確認できます。

個別の取引所を選択すると、選択した取引所のトークンアロケーション(トークンの内訳)やネットワークアロケーション(チェーンごとの内訳)を見ることもできますよ。

さらに、取引所のトークンごとの残高やウォレットの情報も見ることができます。



資産の裏付けがあるのかどうかなど、透明性を確認できます。取引所を選ぶ際の参考になりますね。
仮想通貨ウィジェット
ブログなどを書いている方であれば、ブログ内に仮想通貨の現在価格やチャートなどを表示できるウィジェットを設定できます。
ウィジェットの種類は複数あるので、載せたいものを自由に選んで自身のブログ内に載せられますよ。


表示させる仮想通貨の種類も自由に選べるので、カスタマイズしてみましょう。
CoinGecko(コインゲッコー)の使い方:キャンディをもらう
CoinGecko(コインゲッコー)のアカウント登録を行うと、毎日ログインするたびにキャンディがもらえます。

もらったキャンディは、一定数集めると特典と交換することができますよ。


キャンディを貯めるなら、ログインしやすいようにアプリ版を使いましょう。
CoinGecko(コインゲッコー)の使い方:まとめ
本記事のまとめです。
CoinGecko(コインゲッコー)では、以下の使い方ができます。
CoinGecko(コインゲッコー)の使い方
CoinGecko(コインゲッコー)は、仮想通貨のマーケット情報を集めたり、分析したりするのに便利です。仮想通貨に投資する際の判断材料にもなりますよ。
取引所が保有している資産の内容も確認できるので、仮想通貨取引所を選ぶ際にも役立ちます。
無料で利用できるので、普段の情報収集に活用してみましょう。
今回は以上です。ご一読いただきありがとうございました。