- DeBankの使い方が知りたい
- DeBankで何ができるの?
- DeBankのメリット・デメリットは?
こんな疑問に答えます。
本記事では、DeFiユーザーによく利用されている、仮想通貨のポートフォリオ管理ツール「DeBank」の使い方について解説しています。
本記事を読むことで、DeBankの使い方やメリット・デメリットがわかりますよ。 ぜひ最後までご覧ください。
本記事でわかること
- DeBankの特徴
- DeBankの登録方法
- DeBankの使い方
- DeBankのメリット・デメリット
DeBankとは
DeBankは、仮想通貨ウォレットを接続することで、保有している仮想通貨やNFT、DeFiで運用しているポートフォリオを一括で管理できるツールです。
言わば、家計簿アプリの仮想通貨版みたいな感じです。
保有している仮想通貨やNFTをまとめて管理できるのは便利ですね。
2023年1月時点で44種類のブロックチェーンに対応しています。
DeBankを利用すると、登録している全ユーザーの資産状況や取引履歴を見ることができますよ。
他のユーザーがいくら資産を保有しているのかや、どんなNFTを保有しているのかが一目瞭然です。
他のユーザーがどんな仮想通貨やNFTを持っているか気になりますね!
インフルエンサーのイケダハヤト(イケハヤ)さんもDeBankを利用しているので、検索して探してみました。
相当資産を持ってらっしゃいますね(笑)
もちろん、自分の資産状況も公開されます。
自分のウォレットの中身を見られるのが気になる方は、メインのウォレットではなく、サブのウォレットで試してみましょう。
それでは、DeBankの登録方法について解説していきます。
DeBankの登録方法
DeBankの登録方法は、以下の通りです。
DeBankの登録方法
DeBankを利用するには、メタマスクが必要です。メタマスクをインストールしていない方は、先にメタマスクをインストールしておきましょう。
メタマスクをインストールする方法は、『メタマスクをGoogle Chromeに追加する方法を解説』の記事で詳しく解説しています。こちらを参考にしてみてください。
それでは、DeBankの登録方法について解説していきます。
DeBankにアクセス
まずは、DeBankのサイトにアクセスしましょう。
本物のサイトがどうか必ず確認しましょう。URLが正しいか確認してからアクセスしてください。
ウォレット(メタマスク)を接続
DeBankのサイトにアクセスしたら、メタマスクを接続します。
サイト右上の「Log in via web3 wallet」をクリックしましょう。
すると下の画面になるので、「MetaMask」を選択して「Connect」をクリック。
続いて「次へ」をクリックしましょう。
次に「接続」をクリック。
これでメタマスクの接続は完了です。メタマスク接続の完了後、以下の画面になります。
続いて、ウォレットアドレスを認証しましょう。
ウォレットアドレスの認証
DeBankの全ての機能を利用するには、ウォレットアドレスの認証が必要です。DeBankのサイト右上にある「Please verify your address」をクリックしましょう。
次に、「Verify」をクリック。
続けて、「Verify」をクリックしてください。
すると、署名の要求画面になります。「署名」をクリックしましょう。
これでウォレットアドレスの認証は完了です。
続いて、プロフィールの設定を行いましょう。
プロフィールの設定
プロフィールを設定するには、ウォレットアドレスの認証が必要です。先にウォレットアドレスを認証しておきましょう。
また、プロフィールの設定は任意です。設定したくない方は、すっ飛ばしてOKですよ。
それでは、プロフィールを設定していきましょう。
アイコン部分の「Edit」をクリック(筆者は既にアイコンを設定しています)。
すると、以下の画面になります。
ウォレットにあるNFTをアイコンに設定できますよ。アイコンに設定したいNFTを選んで「Save」をクリックしてみましょう。
これで、プロフィールアイコンの設定は完了です。
それでは、DeBankの使い方について解説していきます。
DeBankの使い方
現在DeBankでは、ベーシック版(無料)とプロ版(有料)があります。ベーシック版(無料)では、以下の機能が使えます。
DeBank(ベーシック版)の機能
ちなみに、以前はスワップ機能やRevoke(リボーク)機能がありましたが、現在は利用できません。
Revoke(リボーク)したい方は、「Rabby」というウォレットが必要です。「Rabby」でRevoke(リボーク)する方法については、『RabbyでRevoke(リボーク)する方法【画像つきで解説】』の記事で解説しています。こちらを参考にしてみてください。
それではDeBankの使い方について、順番に解説していきます。
ポートフォリオの管理
画面の「Portfolio」から、保有している仮想通貨の残高を確認できます。
ウォレット内の通貨だけでなく、PancakeSwap(パンケーキスワップ)などのDeFiプロトコルで、プールやファーミングをしている資産も確認できますよ。
DeFiで運用している資産が確認できるのは便利ですね。
保有しているNFTの確認
「NFTs」をクリックすると、チェーンごとに保有しているNFTの一覧と24時間の市場価格を反映してくれます。
分析機能もそのうちできるようです。
また、NFTの取引履歴も確認できますよ。
NFTの取得価格も確認できますね。
取引履歴の確認
「History」をクリックすると、取引履歴を見ることができます。
過去の取引履歴が一発で確認できますね。
資産の推移を期間で比較する機能
「Time Machine」をクリックすると、期間を指定して、保有している資産の価格推移を確認することができますよ。
期間は自由に設定できます。保有している資産の変化がわかりますね。
SNS・ランキング機能
DeBankでは、ユーザー同士でフォローし合うことができますよ。
また、「Web3 Social Ranking」で10,000位以内に入ると、Web3IDが発行できます。「Web3 Social Ranking」の順位は「Basic Score」と「Weighted Score」の足し算で決まります。
資産を多く保有している方が、ランキング上位にランクインしていますね。
DeBank Hi(チャット機能)
DeBank Hiでは、ユーザー同士でメッセージのやりとりができます。
ただし、メッセージはオファー制となっており、メッセージの送信時に一定のUSDCを支払う必要があります。
面白い仕組みですね。
DeBank Hiのホワイトペーパーでは、送信するメッセージについて、以下のように記載しています。
We define user attention paid to received messages as an inherently scarce asset.
(日本語訳)
https://debank.com/hi-whitepaper
受信したメッセージにユーザーが注意を向けることは、本質的に希少な資産であると定義しています。
メッセージを読んでもらうことの対価として、お金を支払うといったことですね。
また、メッセージをNFTの一形態ととらえ、「アテンションNFT」として定義づけています。
メッセージがNFTになるのは面白いですよね。
オファー価格は、メッセージの受け取り側が設定した額と、受け取り側にとってオファーが何番目のメッセージになるかで決まる仕組みです。
つまり、メッセージの受け取り側が多くのオファーを受け取っている場合、需要と供給が考慮され価格が自動的に上昇します。
オファーしたメッセージが1週間読まれなかった場合は、返金されます。
それでは、DeBank Hiの使い方を解説しますね。
DeBank Hiでメッセージを送るためには、レイヤー2アカウントが必要です。まずは、レイヤー2アカウントを作成しましょう。
レイヤー2アカウント作成時には、ガス代がかかります。事前にガス代分のイーサを準備しておいてください。
「DeBank L2 Unregistered」をクリック。
続いて、「Register」をクリック。
次に、DeBankKeyを発行します。「Send request」をクリックしてください。
続いて、メタマスクで署名します。
ガス代を確認して、「確認」をクリック。
すると、以下の画面になります。パスワードを設定して、「Confirm」をクリックしましょう。
レイヤー2アカウントを作成すると、DeBank運営チームからメッセージが届きます。
クリックしてメッセージを開きましょう。すると、DeBank運営チームのオファー価格1.25USDCがもらえます。
ただし、手数料が20%引かれます。
反対にメッセージを送信する際は、USDCを支払います。USDCの受け渡しはレイヤー2で行われます。
手数料が引かれて、1USDCが残高に追加されていますね。
DeBank Hiは、ユーザーのアドレスがわかれば、メッセージのやり取りができます。ぜひ試してみてください。
続いて、DeBankのデメリットとメリットについて解説します。
DeBankのデメリット
DeBankのデメリットは以下の通りです。
DeBankのデメリット
- 保有資産が丸わかり
- 取引履歴が簡単に見られてしまう
DeBankを利用すると、保有している仮想通貨やNFT、DeFiの運用状況などが全て公開されてしまいます。また、取引履歴も公開されます。
いくら資産を保有しているのかや、どんな取引を行ったかバレてしまいますね。
そもそもブロックチェーン上の取引は誰でも見ることができます。とはいえ、公開されるのは少し抵抗がありますよね。
抵抗がある方は、まずサブのウォレットで試してみましょう。
DeBankのメリット
DeBankのメリットは以下の通りです。
DeBankのメリット
- ポートフォリオを一括で管理できる
- 実際に仮想通貨やNFTを保有していることを証明できる
DeBankを利用すると、保有している資産が丸わかりになってしまう反面、実際に保有していることを証明できます。つまり嘘がつけないということですね。
DeBankを利用することで、実際に資産やNFTを保有しているという権威性を発揮することができます。
影響力をつけたい人は利用してみてもいいですね。
DeBankの使い方:まとめ
DeBankの使い方のまとめです。
DeBankで利用できるベーシック版の機能は、以下の通り。
DeBank(ベーシック版)の機能
DeBankのデメリット・メリットは、以下の通り。
DeBankのデメリット
- 保有資産が丸わかり
- 取引履歴が簡単に見られてしまう
DeBankのメリット
- ポートフォリオを一括で管理できる
- 実際に仮想通貨やNFTを保有していることを証明できる
DeBankを利用すると、保有している資産額や取引履歴が誰でも見られるようになってしまいます。
とはいえ、DeBankを利用することで、保有している仮想通貨やNFT、DeFiで運用している資産も一括で管理できるので便利ですよ。
仮想通貨やNFTのポートフォリオを一括で管理したいという方は、ぜひDeBankを利用してみましょう。
今回は以上です。
ご一読いただきありがとうございました。
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RabbyでRevoke(リボーク)する方法【画像つきで解説】