・ビットコインの積立投資は毎日積立と毎月積立どっちが有利?
・積立を行うなら、どの仮想通貨取引所がおすすめ?

本記事では、そんな疑問に答えます。
本記事では、ビットコインの積立投資を「毎日」で行うべきか、「毎月」で行うべきかについて、詳しく解説しています。
本記事を読むことで、今後ビットコイン積立を行う際に役立ちますよ。
結論、積立期間中にビットコイン価格が上昇局面にある場合は、「毎月積立」が有利。
反対に、積立期間中にビットコイン価格が下落局面にある場合は、「毎日積立」が有利です。
以下の4パターンでシミュレーションした結果、上記のように結論づけました。
積立シミュレーション4パターン
- 積立期間中にビットコイン価格が上昇し、評価時も上昇した場合
- 積立期間中にビットコイン価格が上昇し、評価時に下落した場合
- 積立期間中にビットコイン価格が下落し、評価時に上昇した場合
- 積立期間中にビットコイン価格が下落し、評価時も下落した場合
詳しくは後ほど解説しますね。
また、ビットコイン積立を行う際は、仮想通貨の取引所選びも重要です。積立頻度や最低積立額が、取引所によって異なります。
自分の積み立てスタイルにあった取引所を選びましょう。
『国内の仮想通貨おすすめ取引所5選【初心者保存版】』で、国内の仮想通貨おすすめ取引所5つを紹介しています。取引所を選ぶ際の参考にしてみてください。
それでは、解説していきます。
本記事の要約
\銀行口座から直接引き落としできる/
ビットコインの積立投資は「毎日積立」と「毎月積立」どっちが有利?

ビットコインの積立投資に関して、「毎日積立」と「毎月積立」のどっちが有利なのか、疑問ですよね。
冒頭でも述べた通り、積立期間中にビットコインの価格が上昇局面にある場合は、「毎月積立」が有利。
一方で、積立期間中にビットコインの価格が下落局面にある場合は、「毎日積立」が有利になります。
なぜなら、ビットコインの価格が上昇局面にある場合、「毎月積立」の方が「毎日積立」よりも、ビットコインの平均購入量が多くなるためです。
ビットコインの価格が日々上昇していると、「毎日積立」の場合、ビットコインの購入量が少なくなっていきますよね。「毎月積立」であれば、「毎日積立」よりもビットコインの価格が低いタイミングで、多めに買えます。
一方で、ビットコインの価格が下落局面にある場合は「毎日積立」の方が「毎月積立」よりもビットコインの平均購入量が多くなります。ビットコインの価格が日々下落していれば、「毎日積立」の方が「毎月積立」よりも、ビットコインの購入量が増えていきますよね。
ビットコインの保有量が多いほど、ビットコインの価格が上昇しているときは、利益が大きくなります。
反対に、ビットコインの価格が下落しているときは、損失を抑えることができます。

とはいえ、文章だけだとわかりづらいですよね。
次の項目で、ビットコインの積立期間中に、ビットコイン価格が上昇局面と下落局面にあった場合の、シミュレーション結果を解説しています。参考にしてみてください。
ビットコイン積立シミュレーション

以下の4パターンで、ビットコインの積立シミュレーションを行ってみました。
積立シミュレーション4パターン
シミュレーションでは、2021年1月1日〜2022年12月24日までのbitFlyer取引所における、ビットコイン販売価格の終値を参照しています。データは、『BTC JPY bitFlyer 過去データ - Investing.com』より採用しました。
時間別の価格変動や販売所のスプレッド(売値と買値の差額)は含まれていないため、ご留意ください。
ビットコイン価格の上昇局面と下落局面は、過去データをもとに、以下の時期に設定。
- 上昇局面:2021年7月1日〜2021年10月29日
- 下落局面:2022年4月1日〜2022年7月30日

以下の「仮想通貨価格比較」から、過去のビットコインの価格推移を確認できますよ。
以下のビットコイン価格は、bitFlyer取引所の販売価格とは異なります。
それぞれのパターン別に、解説していきますね。
積立期間中にビットコイン価格が上昇し、評価時も上昇した場合
評価時のビットコイン価格は、7,645,000円(2021年11月8日のbitFlyerの取引所販売価格の終値)としています。
毎日500円を積み立て場合のシミュレーション結果は、以下の通りです。

次に、毎月15,000円を積み立てた場合のシミュレーション結果は、以下の通り。

結果をまとめると、以下の通りです。
毎日積立 | 毎月積立 | |
---|---|---|
損益額 | +35,141円 | +35,714円 |
損益率 | +58.57% | +59.52% |
平均購入量(BTC/日) | 0.00010370763BTC | 0.00010433222BTC |
毎月積立の方が毎日積立よりも、損益率+59.52%と高い結果となりました。
次に、積立期間中にビットコイン価格が上昇し、評価時のビットコイン価格が下落した場合について解説します。
積立期間中にビットコイン価格が上昇し、評価時に下落した場合
評価時のビットコイン価格は、3,741,328円(2021年7月1日のbitFlyerの取引所販売価格の終値)としています。
毎日500円を積み立てた場合のシミュレーション結果は、以下の通り。

続いて、毎月15,000円を積み立てた場合のシミュレーション結果は、以下の通りです。

まとめると、以下の通り。
毎日積立 | 毎月積立 | |
---|---|---|
損益額 | ▲13,439円 | ▲13,159円 |
損益率 | ▲22.4% | ▲21.93% |
平均購入量(BTC/日) | 0.00010370763BTC | 0.00010433222BTC |
毎月積立の方が毎日積立よりも、損益率がマイナス21.93%と、損失を抑えることができました。
続いて、積立期間中にビットコイン価格が下落し、評価時に上昇した場合について解説しますね。
積立期間中にビットコイン価格が下落し、評価時に上昇した場合
評価時のビットコイン価格は、5,674,997円(2022年4月1日のbitFlyerの取引所販売価格の終値)としています。
毎日500円を積み立てた場合のシミュレーション結果は、以下の通り。

続いて、以下は毎月15,000円を積み立てた場合のシミュレーションです。

結果をまとめると、以下の通り。
毎日積立 | 毎月積立 | |
---|---|---|
損益額 | +34,133円 | +28,961円 |
損益率 | +56.89% | +48.27% |
平均購入量(BTC/日) | 0.00013822799BTC | 0.00013063284BTC |
毎日積立の方が毎月積立よりも、損益率+56.89%と高い結果となりました。
次は、積立期間中にビットコイン価格が下落し、評価時のビットコイン価格も下落した場合について、解説します。
積立期間中にビットコイン価格が下落し、評価時も下落した場合
評価時のビットコイン価格は、2,227,277円(2022年12月22日のbitFlyerの取引所販売価格の終値)としています。
毎日500円を積み立てた場合のシミュレーション結果は、以下の通り。

毎月15,000円を積み立てた場合のシミュレーション結果は、以下の通りです。

まとめると、以下の通り。
毎日積立 | 毎月積立 | |
---|---|---|
損益額 | ▲ 23,055円 | ▲25,085円 |
損益率 | ▲38.43% | ▲41.81% |
平均購入量(BTC/日) | 0.00013822799BTC | 0.00013063284BTC |
ビットコイン価格の下落時は、毎日積立の方が毎月積立よりも、損失を抑えることができますね。
シミュレーション結果は以上です。
続いて、ビットコインの積立投資ができる、おすすめの仮想通貨取引所3つを紹介しますね。
ビットコインの積立投資におすすめの仮想通貨取引所4選

ビットコインの積立投資ができる、おすすめの仮想通貨取引所4つは、以下の通り。
ビットコイン積立おすすめ取引所4選
それぞれ取引所別に、積み立てサービスの特徴を解説しますね。
Coincheck(コインチェック)
Coincheck(コインチェック)の積立サービス「Coincheckつみたて」の特徴は、以下の通り。
積立頻度 | 毎日(毎日つみたてプラン)、毎月(月イチつみたてプラン) |
最低積立額 | 10,000円(1,000円単位) |
最大積立額 | 100万円 |
積み立て対応通貨 | ビットコイン(BTC),イーサリアム(ETH),イーサリアムクラシック(ETC),リスク(LSK),リップル(XRP),ネム(XEM),ライトコイン(LTC),ビットコインキャッシュ(BCH),モナコイン(MONA),ステラルーメン(XLM),クアンタム(QTUM),ベーシックアテンショントークン(BAT),アイオーエスティー(IOST),エンジンコイン(ENJ),オーエムジー(ONG),サンド(SAND),ポルカドット(DOT) |
手数料 | 無料 |
銀行引き落とし | 可 |
その他特徴 | 積立スケジュールが決まっている |
Coincheckつみたては、最低積立額が10,000円からとなっています。
銀行口座から直接引き落としができるので、便利です。
仮想通貨取引所に入金するのが面倒な方は、コインチェックがおすすめですよ。
\自動積み立てならコインチェック/
GMOコイン
GMOコインの積み立てサービス「つみたて暗号資産」の特徴は、以下の通り。
積立頻度 | 毎月プラン(毎月10日)、毎日プラン(毎日9:00の買い注文レートを参照し、9:00~11:00の間で積立が実行) |
最低積立額 | 500円(注文単位:500円) |
最大積立額 | 5万円 |
積み立て対応通貨 | ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)、ネム(XEM)、ステラルーメン(XLM)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、オーエムジー(OMG)、テゾス(XTZ)、クアンタム(QTUM)、エンジンコイン(ENJ)、ポルカドット(DOT)、コスモス(ATOM)、カルダノ(ADA)、メイカー(MKR)、ダイ(DAI)、チェーンリンク(LINK)、ドージコイン(DOGE)、ソラナ(SOL) |
手数料 | 無料 |
銀行引き落とし | 不可(GMOコインの日本円残高から積立される) |
その他特徴 | 残高不足の場合、積立されない(3回連続で積立されなかった場合は、積立設定が解除される) |
GMOコインでは、最低500円からビットコイン(仮想通貨)の積み立てができますよ。
GMOコインの日本円残高が不足していると、積み立てされません。3回連続で積み立てされなかった場合、積立設定が解除されます。残高不足にならないよう注意してください。
コインチェックやbitFlyerで取り扱っていない通貨を積み立てたい場合は、GMOコインを利用しましょう。
\オリコン顧客満足度2年連続No.1/

bitFlyer(ビットフライヤー)
bitFlyerの積立サービス「bitFlyerかんたん積立」の特徴は、以下の通り。
積立頻度 | 毎日1回、毎週1回(曜日を選択)、毎月2回(1日と15日)、毎月1回 (日付を選択) |
最低積立額 | 1円 |
最大積立額 | 100万円 |
積み立て対応通貨 | ビットコイン(BTC)、イーサ(ETH)、リップル(XRP)、ポリゴン(MATIC)、メイカー(MKR)、シンボル(XYM)、チェーンリンク(LINK)、ポルカドット(DOT)、テゾス(XTZ)、ステラルーメン(XLM)、ネム(XEM)、バット(BAT)、イーサクラシック(ETC)、ライトコイン(LTC)、ビットコインCash(BCH)、モナコイン(MONA)、リスク(LSK)、ジパングコイン(ZPG) 、フレア(FLR)、シバイヌ(SHIB)、パレットトークン(PLT) |
手数料 | 販売所取引手数料:無料 ※別途スプレッドがあります 取引所手数料:約定数量 × 0.01 ~ 0.15% |
銀行引き落とし | 不可(bitFlyerの日本円残高から積立される) |
その他特徴 | 1円から積み立てができる |
bitFlyerかんたん積立では、最低1円から積立ができます。
少額でビットコイン積立を始めるなら、bitFlyerを利用しておきましょう。
\少額積み立てならbitFlyer/
ビットコイン以外にも、金の価格に連動するように設計されたジパングコイン(ZPG)も積立できますよ。

ジパングコイン(ZPG)を積み立てることで、間接的に金の積立投資ができますね。
ジパングコイン(ZPG)については、『ジパングコイン(ZPG)の買い方【金投資との違いも解説】』の記事で詳しく解説しています。
ジパングコイン(ZPG)の特徴や、金の現物投資との違いについても解説しているので、参考にしてみてください。
SBI VCトレード
SBI VCトレードの積み立てサービスの内容は、以下の通り。
積立頻度 | 日次(毎日午前10:00〜)、週次(毎週火曜日午前10:00〜)、月次(毎月28日午前10:00〜) |
最低積立額 | 500円 |
最大積立額 | 200万円 |
積み立て対応通貨 | BTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)、XRP(エックスアールピー)、LTC(ライトコイン)、BCH(ビットコインキャッシュ)、DOT(ポルカドット)、LINK(チェーンリンク)、ADA(カルダノ)、DOGE(ドージコイン)、XLM(ステラルーメン)、XTZ(テゾス)、SOL(ソラナ)、AVAX(アバランチ)、MATIC(ポリゴン)、FLR(フレア)、OAS(オアシス)、XDC(エックスディーシー)、SHIB(シバイヌ)、DAI(ダイ)、ATOM(コスモス) |
手数料 | 無料 |
銀行引き落とし | 不可(SBI VCトレードの日本円残高から積立される) |
その他特徴 | AVAXなど、他の取引所で積立できないコインが積み立てできる |
SBI VCトレードでは、最低500円からと、ワンコインで積み立てができ、初心者にもおすすめの仮想通貨取引所です。
利用料も無料で、他の仮想通貨では取り扱っていないAVAXの積み立てもできます。
また、保有しているだけで、運用できるステーキングサービスも魅力的なので、まだSBI VCトレードの口座を持っていない方は、ぜひ開設しておきましょう。
\500円から積み立てできる/
ビットコイン積立に関するよくある質問

ビットコインの積立頻度は?
ビットコインの積立ができる頻度は、仮想通貨取引所によって異なります。毎日、毎週1回、毎月1回、毎月2回などから選択できますよ。
ビットコインの積立頻度に迷ったら、毎日積立にしておきましょう。
ビットコイン積立はどこがおすすめ?
少額でビットコイン積立を行いたい場合は、1円から積立できるbitFlyerがおすすめです。
銀行口座から自動引き落とししたい場合は、コインチェックがおすすめですよ。
アルトコインの積立を行いたい場合は、積み立てたいアルトコインを取り扱っている取引所を利用しましょう。
ビットコインはいくらまで非課税?
年間20万円未満の利益(売却額ー取得額)であれば、確定申告は不要です。ただし、年間20万円未満でも住民税の申告は必要なので、注意しましょう。
積立購入しているだけであれば、売却しない限り確定申告は不要ですよ。
会社員の方であれば、給与以外の収入を得ていることが、会社にバレないかも心配ですよね。
会社にバレないようにする方法については、『仮想通貨投資は住民税で会社にばれる?』の記事で解説しています。こちらを参考にしてみてください。
ビットコインのデメリットは?
ビットコインのデメリットは、以下があげられます。
ビットコインのデメリット
- 価格変動が大きい
- 税金計算が複雑
- 税金区分が雑所得
ビットコインは価格変動が大きいです。購入するタイミングによっては、損する可能性もあります。必ず余裕資金で購入してください。
またビットコイン含め、仮想通貨の税金計算方法は複雑です。仮想通貨の損益計算ツールを利用しておきましょう。
「クリプトリンク」や「クリプタクト」、「Gtax」などがおすすめですよ。
なお、ビットコインの税金は雑所得で計算されます。雑所得は、最高で45%の所得税が課税されます(別途、住民税10%が課税)。
仮想通貨で億り人になった人が破産する原因は、税金負担が大きいためですね。
仮想通貨投資で利益が出る際は、納税資金が準備できるかも注意しましょう。
まとめ:ビットコインの積立投資は毎日積立と毎月積立どっちが有利?

本記事のまとめです。
ビットコインの積立投資において、「毎日積立」と「毎月積立」のどっちが有利か。
結論、積立期間中にビットコインの価格が、上昇局面か下落局面かによります。
内容は以下の通り。
毎日積立と毎月積立はどっちが有利か
- 積立期間中のビットコイン価格が上昇局面:「毎月積立」が有利
- 積立期間中のビットコイン価格が下落局面:「毎日積立」が有利
ビットコインの相場に応じて、積立プランを変更するのもアリですよ。
とはいえ、
「どっちを選べばいいかわからない」
「なるべく損失は抑えたい」
という方もいるはず。その場合は、「毎日積立」を選んでおきましょう。
ビットコイン積立を行う際は、自身の積み立てスタイルにあわせて、仮想通貨取引所を選ぶといいですよ。
少額でビットコインを積み立てたいならbitFlyer、銀行口座から自動引き落とししたいならコインチェックを利用しておきましょう。
今回は以上です。ご一読いただきありがとうございました。