- 高額のNFTを買うのは怖い
- 少額でNFTが買える投資信託みたいなものはないの?
- ブルーチップNFTを少額で投資してみたい
そんな疑問に答えます。
BAYC(Bored Ape Yacht Club)やCryptoPunks(クリプトパンクス)といった優良なNFT(ブルーチップNFT)を買ってみたくても、正直高額で手が出せないですよね。
実は、少額でも高額なブルーチップNFTに投資できるNFTの投資信託といったものがあります。
結論、NFT投資信託はフラクショナルNFTを利用することで購入できます。フラクショナルNFTを買うことで、少額でもブルーチップNFTに投資できますよ。
フラクショナルNFTについては、後ほど詳しく解説しますね。
現在、海外取引所のKuCoin(クーコイン)もしくは、DEX(Decentralized Exchanges:非中央集権取引所)のUniswap(ユニスワップ)を利用することで、NFTのETF(上場投資信託)の形でフラクショナルNFTを購入することができます。
ただし、Uniswap(ユニスワップ)では、流動性が低く取引できない可能性があります。
そこで本記事では、KuCoin(クーコイン)でNFT投資信託(フラクショナルNFT)を買う方法について解説していきます。
本記事を読めば、BAYC(Bored Ape Yacht Club)やCryptoPunks(クリプトパンクス)といった優良なブルーチップNFTを、少額で購入できますよ。
まずはKuCoin(クーコイン)の口座を開設しておきましょう。
それでは、解説していきます。ぜひご覧ください。
本記事でわかること
- NFTの投資信託とは
- フラクショナルNFTとは
- NFTの投資信託のメリット・デメリット
- NFTの投資信託の買い方
NFTの投資信託とは?
NFTの投資信託とは、Fracton Protocol(フラクトンプロトコル)によって、1つのNFTをERC-20規格のトークンに分割し、少額でもBAYCのようなブルーチップNFTに投資できるよう仕組み化した商品です。
Fracton Protocolとは
簡単に言うと、NFTの流動性を提供するプロトコル。
通常、1つのNFTは複数人では所有できません。しかし、NFTを分割することで、複数人でも所有することができます(フラクショナルNFT)。
フラクショナルNFTには、代替可能なERC-20規格のトークンと、代替不可能なERC-1155規格のトークンがあります。
Fracton Protocol(フラクトンプロトコル)では、NFTを代替可能なERC-20規格のトークンに分割した「hiNFT」を発行しています。
hiNFTとは
Fracton Protocol(フラクトンプロトコル)のMeta-Swapにプールされている1つのNFTを、1/1,000,000の所有権に分割したERC-20規格のトークン。
hiNFTは、代替可能なERC-20規格のトークンのため、OpenSea(オープンシー)などのNFTマーケットプレイスでは売買できません。取り扱っている取引所でのみ売買できます。
1,000hiNFTを集めると、Fracton Protocol(フラクトンプロトコル)のMeta-Swapから、1People's NFTに交換できますよ。
People's NFT(pNFT)とは
Fracton Protocol(フラクトンプロトコル)上で、1つのNFTを1/1000の所有権に分割したERC-1155規格のトークン。
さらに、1,000,000hiNFTもしくは、1,000People's NFTを集めると、BAYCやCryptoPunksといった元のNFT(ERC-721規格)に戻すこともできます。
また、Fracton Protocol(フラクトンプロトコル)とは別に、NFTをフラクショナルNFTにできる代表的なプロトコルとして、Fractional.artがあります。
Fractional.artでは、ブルーチップNFTに限らず様々なフラクショナルNFTを売買できますよ。自身で所有しているNFTを、フラクショナルNFTにすることもできます。
Fractional.artは、ERC-20とERC-1155のどちらも扱っていますが、ERC-1155が主流といった感じですね。
ERC-1155の場合は、基本的にNFTマーケットプレイス、もしくはFractional.art上で売買できます。
NFTをそのまま代替不可能なトークンに分割して所有するのであれば、Fractional.artを利用するといったイメージですね。
今回は、NFTの投資信託ということで、Fracton Protocol(フラクトンプロトコル)で発行しているhiNFTを取り扱います。
続いて、NFTの投資信託(hiNFT)のデメリット・メリットについて解説します。
NFTの投資信託:デメリット
NFTの投資信託(hiNFT)のデメリットは、以下の通りです。
NFT投資信託のデメリット
- 主要なトークンと比べ、流動性が低い
- 証券法によって規制される可能性がある
hiNFTは、ビットコインやイーサリアムなどの主要なトークンと比べ、流動性が低めです。そのため、希望通りの価格で売買できない可能性があります。
プール内にNFTの流動性を提供するユーザーがいて成り立つので、プール内のNFTも確認しておきましょう。
また、NFTを分割して複数人で所有できるフラクショナルNFTは証券とみなされ、証券法によって規制される可能性があります。
NFTは新興市場で内容も複雑なため、法律がまだ追いついていません。
法律関係の動向は今後要チェックですね。
NFTの投資信託:メリット
NFT投資信託(hiNFT)のメリットは、以下の通り。
NFT投資信託のメリット
- 少額で優良なNFT(ブルーチップNFT)に投資できる
- 一定数のhiNFTを集めると、元の1つのNFTに戻せる
フラクショナルNFTを購入することで、高額で手が出せないようなブルーチップNFTも少額で購入できます。
少額でBAYCやCryptoPunksが所有できるのはいいですね。
また、1,000,000hiNFT(1,000pNFT)を集めると、元の1つのNFTに戻すこともできます。
少しつづhiNFTを集めて、ブルーチップNFTに交換できますね。
それでは、NFTの投資信託(hiNFT)を買う方法について解説していきます。
NFTの投資信託を買う方法
NFTの投資信託(hiNFT)を買う方法は、以下の通りです。
NFT投資信託の買い方
NFT投資信託(hiNFT)を買うには、冒頭でも述べた通り、海外取引所のKuCoin(クーコイン)を利用します。
DEX(Decentralized Exchanges:非中央集権取引所)のUniswap(ユニスワップ)でも取引を行えますが、現在Uniswap上のhiNFTの流動性が低く、取引が活発ではありません。そのため、希望通りに取引できない可能性があります。したがって、KuCoin(クーコイン)を利用しましょう。
ただし、海外取引所は金融庁の認可が下りていません。利用自体は問題ありませんが、今後日本人の利用が規制される可能性もゼロではないです。また、取引所の財務状況が健全かどうかも意識しておきましょう。
KuCoin(クーコイン)の特徴やメリット・デメリットについては、以下の記事で他の海外取引所と比較して解説しています。こちらを参考にしてみてください。
>>【保存版】海外の仮想通貨取引所おすすめ2選【この2つでOK】
それでは、KuCoin(クーコイン)でNFT投資信託(hiNFT)を買う方法について、順番に解説していきますね。
国内の仮想通貨取引所の口座を開設
KuCoin(クーコイン)でhiNFTを買うには、国内の仮想通貨取引所からNFTの購入に必要な仮想通貨を送金する必要があります。
国内の仮想通貨取引所の口座を持っていない方は、まず国内の仮想通貨取引所の口座を開設しましょう。
以下の記事で、国内のおすすめな仮想通貨取引所5つを紹介しています。こちらを参考にしてみてください。
KuCoin(クーコイン)の口座を開設
KuCoin(クーコイン)の口座を持っていない方は、KuCoin(クーコイン)の口座を開設しましょう。
以下のリンクから口座開設すると、手数料が5%割引になりますよ。
口座開設はすぐに終わるので、ぜひ以下のリンクから口座開設してみましょう。
KuCoin(クーコイン)の口座を開設したら、セキュリティ対策としてGoogle認証を済ませておきましょう。
なお、フラクショナルNFTの購入には取引パスワードが必要です。
先に設定しておくといいですよ。
ちなみに、フラクショナルNFTの購入には、本人確認(KYC)は不要です。
ただし、全サービスを利用するには本人確認(KYC)が必要です。余裕があればやっておきましょう。
また、アプリの言語設定が英語になっていたら、日本語設定にしておくといいですよ。通貨を日本円表示にもできます。
日本語や日本円に変更したい方は、アプリ左上のマークをタップ。
続いて、「Setting」をタップしてください。
日本語設定に変更するには、「Language」から「日本語」を選択しましょう。
通貨を日本円に変更したい場合は、「Currency(通貨)」から「JPY(¥)」を選択すればOK。
以上で言語と通貨の設定は完了です。
KuCoin(クーコイン)に仮想通貨を送金
KuCoin(クーコイン)の口座を開設したら、KuCoin(クーコイン)に仮想通貨を送金しましょう。
なお、送金する仮想通貨はリップル(XRP)がおすすめです。
リップル(XRP)は送金の処理速度が速く、送金手数料も低めです。
KuCoin(クーコイン)に仮想通貨を送金する際には、リップル(XRP)を利用しましょう。
送金方法は割愛しますね。
KuCoin(クーコイン)でUSDTを準備
KuCoin(クーコイン)でNFT投資信託(hiNFT)を買うには、USDTが必要です。
送金したリップル(XRP)をUSDTにコンバートしましょう。
KuCoin(クーコイン)では、無料でリップル(XRP)をUSDTにコンバートできますよ。
まずは、KuCoin(クーコイン)のアプリから、「もっと」をタップ。
続いて、「クイック取引」をタップしましょう。
次に、「交換元」にXRP、「交換先」にUSDTを選んで金額を入力。
金額を入力したら、「注文確認」をタップしてコンバートしましょう
これで、USDTへのコンバートは完了です。
KuCoin(クーコイン)のFractional NFTで購入
USDTが準備できたら、NFT投資信託(hiNFT)を買っていきましょう。
KuCoin(クーコイン)のアプリから、「もっと」をタップ。
続いて、「その他」の「Fractional NFT」をタップ。
次に、購入したいNFTを選んで「移動」をタップしてください。
2023年1月現在、KuCoin(クーコイン)では、以下のフラクショナルNFTが購入できます。
KuCoinで買えるフラクショナルNFT
- hiENS3
- hiENS4
- hiBAYC
- hiDOODLES
- hiPUNKS
- hiOD
- hiSAND33
- hiODBS
- hiMAYC
- hiBIRDS
- hiMEEBITS
- hiSQUIGGLE
- hiFIDENZA
- hiGAZERS
- hiPENGUINS
- hiCLONEX
- hiCOOLCATS
- hiAZUKI
- hiFLUF
上記の中から、購入したいNFTを選びましょう。
購入したいフラクショナルNFTを選択すると、以下の画面になります。
注文方法を選択しましょう。デフォルトは「指値」になっています。売買価格を指定しないで、市場価格で売買したい場合は「マーケット」を選択してください。
続いて、USDTを「取引口座」に振り替えましょう。
フラクショナルNFTを売買するには、USDTを「取引口座」に振り替える必要があります。USDTを取引口座に振り替えるには、「残高」の右側に表示されている交換のマークをタップすればOKです。
振替画面になったら、取引口座に振り替える金額を入力して、「確認」をタップ。
次に、金額を購入して「買う HI〇〇」をタップしてください。
注文最低額は0.1USDTです。
「取引パスワード」を設定していない場合は、取引パスワード設定画面が表示されます。
取引パスワードを設定しましょう。
取引パスワードは6桁のパスワードになります。
パスワードを設定したら、続けて購入手続きを進めてください。
取引時にパスワードを要求されるので、6桁の取引パスワードを入力しましょう。
以上で、NFT投資信託(hiNFT)の購入は完了です。
まとめ
本記事のまとめです。
NFTの投資信託(hiNFT)のデメリット・メリットは、以下の通り。
NFT投資信託のデメリット
- 主要なトークンと比べ、流動性が低い
- 証券法によって規制される可能性がある
NFT投資信託のメリット
- 少額で優良なNFT(ブルーチップNFT)に投資できる
- 一定数のhiNFTを集めると、元の1つのNFTに戻せる
NFTの投資信託(hiNFT)の買い方は、以下の通り。
NFT投資信託の買い方
本記事を読んだら、KuCoin(クーコイン)でNFT投資信託(hiNFT)を購入してみましょう。
ただし、海外取引所を利用する際は十分注意してくださいね。
BAYCやCryptoPunksといったブルーチップNFTを少額で購入したい方は、KuCoin(クーコイン)の口座を開設してhiNFTを見てみましょう。
今回は以上です。ありがとうございました。